ソフトウェアライフサイクルプロセス

2023/01/06

1995年8月に国際標準化機構(ISO)によって策定されたISO/IEC 12207において定義された。ソフトウェアの構想・設計から開発、導入、運用、保守、破棄に到るまでの工程全体のこと。これを日本版のガイドラインに落とし込んだのが「共通フレーム」であり94→98→2007→2013とアップデートが繰り返されている。

情報処理技術者試験でも問われることが多く、取り上げられたことのあるトピックを紹介する。

  • ソフトウェア方式設計 ウォーターフォールモデルの開発方式において要件定義後の設計工程の最も初期の段階で行われる工程で、システムの最上位の構成や方式を確定する。 システムが処理・実行する機能や範囲を明確化し、利用者がシステムを使用するために手作業で何をするべきかもこの段階で策定する。ハードウェアやソフトウェアの大枠の構成、外部システムとの連携方式、クラウドサービスなど外部資源の利用方式なども決定し、通信ネットワークを利用する場合にはハードウェア構成の一環として記述する。

  • システム適格性確認テスト システム結合テストの後に行われるテストで、システム要件定義で設定された事項を満たしているか、また運用及び保守が実現可能であるかなどを確認する目的で行われる。

  • 修整(Tailoring) ライフサイクルモデルの目的及び成果を達成するために、ライフサイクルプロセスを修正するか、又は新しいライフサイクルプロセスを定義すること。

参考:

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